今日はイギリスから、
身近なものと発電システムを組み合わせた新素材をご紹介しました。
二酸化炭素を排出しない、クリーンな発電を使って、
これまでありそうでなかった製品が開発されました。
それが、イギリスのノッティンガム・トレント大学の研究チームが開発した、
電気を作る布「eテキスタイル」です。
この布には、長さ5mm、幅1.5mmの小さなソーラーパネルがたくさん織り込まれていて、
これを使って洋服を作れば、着ているだけで電気が作れるのです。
電池は細かく散りばめられているので、着ている時も違和感がなく、
パネルのひとつひとつは防水ポリマー樹脂に埋め込んであるため、
一般的な洋服と同じように畳んだり、洗濯もできます。
2,000個の太陽電池が織り込まれたこの布ならば、
スマートフォンを充電するのに十分な量の発電が可能だと発表しました。
これまでも、衣服にソーラーパネルを搭載し、
ファッションと発電を組み合わせる試みは行われてきましたが、
今回開発されたeテキスタイルは、
布そのものに太陽光発電できる仕組みがあるので、
洋服以外にも、さまざまな製品に仕立てることが可能です。
究極のエコなファッションになるかもしれません！