「海にはたくさん水があるのだから、水不足を解消するには、
海水を飲めたらいいのでは?」と思ったことはありませんか?
けれども、海水を淡水化するには、莫大なコストがかかる上に、
大量の化石燃料を消費するとして、なかなか活用されてきませんでした。
そこで、海の水そのものではなく、
海から発生する水蒸気を活用する方法を提案したのが、
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の研究チーム。
水蒸気を効率よく集めるため、海の上に、
高さ100m、幅210mの水蒸気回収施設を設置し、
パイプを通して陸地に運んだら、今度は冷却装置で水蒸気を凝縮して、
真水に換える仕組みです。
これをポルトガルのリスボンに、装置を2カ所に設置すれば、
人口およそ51万人全市民の分の水を賄えるのだとか。
しかも施設は、すべて自然由来の再生可能エネルギーで稼働するのです。
「これまでの水不足解消は、陸上での解決策にばかり目を向けていた。
生活に必要な淡水は、世界の水のうち、わずか3%しかなく、
大規模な変化をもたらす技術が必要だ」
そう語るのは、
研究チームの大気科学者フランシーナ・ドミンゲスさん。
奇しくも地球温暖化に伴い、海上には多くの水蒸気が発生していて、
地球上の海洋面積を考えれば、この施設があれば、
いくらでも水の供給が可能だと試算しています。
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【今日の1枚】
なんと駅でベビーカーのレンタルを発見しました!
私は初めて見たのですが、
みなさんはご存知でしたか?
ママさんたちにとって手軽で便利なサービスが増えたら
子育て世代の行動範囲が広がって
結果的にはメリットが多い気がします。
コレ、どんな時に有効活用できそうかな?
今度、今井さんに聞いてみよう!
では、また来週!