今日は昨年6月、EUでなされた画期的な提案をご紹介しました。
それは、EU圏内で発売する、すべてのポータブル電子機器の充電ポートを
「USB Type-C」に統一するように義務付けるもので、
2024年の秋までに施行するというものです。
欧州議会によれば、
消費者が不要な充電器の購入で費やしている金額は、
EUだけで、年間最大で2億5000万ユーロ、
これまでに廃棄された未使用の充電器は、
年間およそ1万1,000トンに上ると推定しています。
法令が施行されれば、節約になるだけでなく、
電子廃棄物を削らすことにもつながりますね。
さらに9月には、バッテリーの交換に関する法案も提出。
消費者が、家電製品に内蔵されているバッテリーを、
自分で簡単に交換できるようにすることをメーカーに求める内容です。
すでに3月の時点で、
「バッテリーの取り外しや交換を可能にすることを
義務づけるルール」を採択していましたが、
今回はさらに
「自身で」「簡単に」できるように要求したのです。
自分で修理できたら、きっとゴミも減らせますよね。
環境に寄り添った新法案が続々と生まれているEU。
ひとつのものを、長く大切に使うという、
もっともシンプルな方向に舵をきったようです。
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