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第58回放送後記【秦 愛翔】2024.05.10

ゲーム、楽しいですよね!小さい頃、僕はDSが大好きな少年でした。特に一番ハマったのはドラクエ5。ストーリーが素晴らしすぎて、何周もしたな。僕は断然フローラ派。
ゲームって、教育の分野においてしばしば悪者として扱われがちですよね。子どもにゲームを与えるとゲーム脳になる!って叫ばれてた時代もありましたね。僕も小さい頃はゲームをやりすぎてよく父親に怒られたものです。
たしかに、やりすぎは良くないのかもしれない。でも、ゲームにこそ、人間の発育に大切なものが詰まっていると僕は思います。
なぜか。
まず一つ目の理由。ゲームが能動的作業を伴う非現実体験であること。
小説、漫画、アニメ、映画。現代の我々は、様々な芸術、メディアを通してお気軽に非現実や他人の人生を体験できます。その経験は、子どもの視野を広げるのに大きく役立つ。
いわばゲームはそれに、能動性が加わったもの。例えばドラクエのようなRPGだったら、一つの物語を自らの手で進めていく。
だから、目で見るだけの受動的な芸術より、高い濃度の体験を得ることができる!一本のソフトで、子どもの世界は大きく広がるのです。
そしてもう一つの理由。いくらでもやり直しができること。
失敗は成長のもとです。しかし実際問題、人生における失敗にはリスクが伴う。取り返しのつかない失敗だってあるかも。でもゲームの中だったら、いくらでも失敗ができます。いくらでもやり直せる。そしてその度に、じゃあどうすればクリアできるのか、思考する。子どもにノーリスクで「失敗」という財産を与えることができるのです。
以上の理由で、私はゲームこそむしろ子どもの教育において非常に効果的であると考えます。
自分に子どもができたら。ゲームを買ってあげたい!そんで一緒にプレイしたい。スマブラでボコボコにしたい。これは嘘です。

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