【テレフォン☆１７００】
今日のテーマは『国際情勢』
月イチ恒例！情報分析のプロ、青木文鷹さんに電話を繋ぎました！
今回、青木さんが教えてくれたのは…
『世界的な異常気象と、それにより出てきている被害について』
日本では長雨が続いたり、今回台風も来てますよね。
でも世界的に見てみると、干ばつの方が問題になっているんです。
アメリカでは、3年くらい、この『干ばつ』が問題になっていますが、
中でも圧倒的に被害がでてきているのが、
ヨーロッパ、インド、中国。
ヨーロッパは今年の5月くらいから非常に暑い日が続いています。
今の時期はアフリカの方からヨーロッパの方に向かって
温かい空気が入ってくるんですが、
その結果、異常気象と干ばつが問題になっているんですね。
非常に困った状態です。
ヨーロッパは日本と違って湿度が低いので、
今まで夏場に気温が上がっても、そんなに暑く感じなかったんです。
なので、エアコンがほとんどないというのが現状なのですが、
その状態でここ最近のように４０何度まで上がる日が続くと、
熱中症でお亡くなりになる方が増えてきてしまっているんです。
人間だけでなく、機械も、
４０、５０度で動けるような想定をされていないので、
今のような異常気象が続くと、不具合や故障する機械が出てきます。
プラスチックなどの素材は、
溶けて曲がってしまうといった事例も出てきてしまっているようです。
こういったところで生活に直接的な被害が出てきています。
また、川が干上がってしまっているので、
水運が動かなくなってしまうという問題も発生しています。
ヨーロッパは水運が物流の柱になっているので、
干ばつが続くと物流が止まってしまうんです。
ただでさえガソリンが上がっている状態で物流が止まってしまうと、
物価に非常に大きな影響が出てきますよね。
また、水力発電が機能しなくなっているので
電気が足りなくなってくるんです。
ですのでこれからヨーロッパの状況は非常に悪くなると予想されます。
また、食料は大豆や小麦が
１５％〜２０％の打撃を受けるだろうと言われています。
スペインはこのままだと
オリーブやブドウの木が全て枯れてしまうかもしれません。
完全に干上がってしまい、
地面がカチカチに固まってしまっている状態なんですが、
この状態で、雨が急に降り出すことがあるんです。
そうなると、地面が雨を吸い込めずに流れてしまうので
洪水が発生してしまいます。
この問題は、今後1年2年で解決できる問題ではなく、
かなり長期戦になります。
中国の食糧生産も大幅に低下するだろうと予想されます。
ですので、経済状況的には、
悪くなる可能性が非常に高く、良くなりそうな気配があまりない…
というのが現状です。
今回の国葬に首相が来られない国々があるというのは、
まずはこういった国内の情勢を安定させないことには
簡単に国を離れることができない、という事情があってのことなんですね。
なので、首相クラスの方が直接来ないで
過去の首相であったり、過去の大統領が出てくる…
と入った状況になっているようです。
日本に住んでいると、大雨の被害に意識がいってしまいがちですが、
視野を広げて世界的に見てみると、
干ばつや、それに伴う物価上昇などの混乱といった大きな問題も見えてきます。
まだ収穫シーズンではないので、これから収穫時期になってくると、
この影響がじわじわと私たちにも出てくるのではないかと考えられます。
生活防衛をするのであれば、そろそろ初めておかないと
間に合わなくなるかもしれません。
国内だけでは解決できない
大きな問題が起こってしまっていますね。
今後の被害に備えて、私たち一人一人に何ができるのか、
考えなければいけない時がきているようです。
青木さん！今月もありがとうございました！！
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