NOW ON AIR
ラジオのアナ〜ラジアナ (25:00-28:45)
NOW PLAYING00:00

麦わらの一味、初の声優交代で嘆き 矢尾一樹『ONE PIECE』フランキー役を降板で惜しむ声

 アニメ『ONE PIECE』フランキー役の矢尾一樹(65)が、同役を降板することが発表された。同役は2005年のアニメ初登場時から約20年務めていたが、今年8月に開催されたイベント『ONE PIECE DAY’24』は、体調不良で欠席しており、心配する声があがっていた中で、“麦わらの一味”初の声優交代にネット上では惜しむ声があがっている。

【画像】約20年担当…矢尾一樹が演じた『ONE PIECE』フランキーの初期登場時

 降板について公式サイトとXでは「フランキー役 交代のお知らせ」とし、「現在、テレビアニメ『ONE PIECE』にて、フランキー役で出演していただいている矢尾一樹さんが、麦わらの一味を卒業する運びとなりました」と報告。

 「長きにわたって話し合いを重ねた結果、このたびの決定となりました。 つきましては、12月22日(日)に行われる『ジャンプフェスタ2025』のスーパーステージRED内で後任を発表し、矢尾さんの卒業のセレモニーを行わせていただきます」と伝えた。

 降板について矢尾は自身のXを更新し、「悲しい別れが来てしまった 四半世紀近く共に人生を歩んできたヤツとの別れが…幽体離脱とでも云うのか、俺の理想としてるフランキーとの間に溝が出来てしまった…ので俺が一旦サニー号を降りる事にした。悔しい!哀しい!!マジでゴメンで ス〜パ〜な後釜を用意した!12/22のJFを楽しみに」と悔しい思いを打ち明けている。

 麦わらの一味であるフランキーは、船大工として航海中の船の維持や改造、修繕を一手に引き受けるキャラクター。ウォーターセブンの伝説の船大工・トムの弟子で、一味の新しい船、サウザンド・サニー号を造った男であり、自分の造った”夢の船”に乗って”海の果て”へたどり着くのが夢。サニー号の行く末を見届けるために、一味と冒険の旅に出た。

 船だけでなく、武器や兵器の開発も得意。事故で大怪我をしたことをきっかけに自分の体に改造をほどこしたサイボーグでもあり、体中に不思議なギミック、人知を超えた武器が満載で、人気キャラクターとなっている。

 麦わらの一味初の声優交代もあり、突然の発表にネット上では「矢尾一樹さんお疲れ様でした。最高に明るい声をありがとうございます!」「矢尾一樹さん、フランキー役降りるのか…麦わらの一味でキャスト変更ってこれが初か お疲れ様でした」「麦わらの一味から最初に卒業するのは矢尾一樹さんだったか。フランキーの声はやっぱり負担が大きかったんやね。生身の人間だと年齢には勝てないのが辛いよね。降板したとしても矢尾一樹さんのフランキーのあの元気な声は忘れられないよ。今までありがとうね…」などと惜しむ声であふれている。

 矢尾は『ONE PIECE』フランキー役のほか、『機動戦士ガンダムΖΖ』ジュドー・アーシタ役、『超者ライディーン』ルーシュ・デ・モン/神無聖月役、『それいけ!アンパンマン』ホラーマン役、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』日暮起男役などでも知られる。

 なお、麦わらの一味の声優交代について、麦わらの一味であるジンベエ役は、郷里大輔が2010年に死去したことを受け、後任として宝亀克寿が現在まで担当しているが、声優交代は麦わらの一味の加入前となり、矢尾が麦わらの一味として初の声優交代となった。