シンガー・ソングライターのあいみょんが、来年公開予定のシリーズ44作目『映画ドラえもん のび太の絵世界物語(えせかいものがたり)』(2025年3月7日公開)の主題歌アーティストに決定。8日に広島グリーンアリーナで行われた自身のコンサート中に、新曲「スケッチ」を書き下ろしたことを発表した。
【動画】『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』あいみょんの主題歌入り予告編
あいみょんは現在、全国アリーナツアー「AIMYON TOUR 2024-25“ドルフィン・アパート"」を展開中。この日、広島グリーンアリーナの会場に、主題歌「スケッチ」を使用した予告映像が流れた後、あいみょんの掛け声でドラえもんとのび太が登場。
ドラえもんは「ぼくたちの大冒険を応援してくれる素敵な主題歌だよね!」と太鼓判。あいみょんが「ありがとう、うれしい!『スケッチ』を聴いたのも、最新の予告映像を観たのも、ここにいるみなさんが初めてなんですよ!私、今日一日ずっと緊張してたんだから~!」と返すと、会場からも温かい拍手が巻き起った。
本作の主題歌を担当することについて、“ドラえもんの大ファン”だというあいみょんは「ついに来た!夢がかなう!」と思ったそう。「親交のある(水田)わさびさんには自分から伝えたかったため、『のび太の絵世界物語』のアフレコ初日にサプライズで現場へ行き、直接ご報告したところ、『夢がようやくかなったね』と言ってもらい、泣きながら抱き合いました」とエピソードを披露した。
今回の作品は、『映画ドラえもん』45周年記念作品。絵に描かれた壮大な中世ヨーロッパの世界を舞台に、ドラえもんとのび太たちが“絵の世界”に飛び込み、絵の中で出会った仲間たちとともに、幻の宝石をめぐって大冒険を繰り広げる、完全オリジナルストーリー。
書き下ろし主題歌「スケッチ」についてあいみょんは、「本作のイメージは盛り込みつつ、いろいろな冒険をしてきたドラえもんとのび太くんのこれまでの歩みを描きたいと思い制作しました。映画のテーマである“絵”をどこまで楽曲に落とし込むか考える中で、ドラえもんとのび太くんの日常をふと思い浮かべてみたら、寝る前、眼鏡を外したのび太くんの顔に残っている眼鏡の跡さえも、絵になる、描きたくなる、とても愛おしいシーンだろうなと思って。それがきっかけで、流れるように曲作りが進みました。また、映画の最後にかかる主題歌が作品と分離しないように、やさしくて、やわらかい印象の物語にぴったりの楽曲になったと思います」と楽曲に込めた思いを愛情いっぱいに語っている。
会場でも流れた新たな予告映像はYouTubeにも公開。解禁となった映像で描かれるのは、ひみつ道具「はいりこみライト」を使い、飛び込んだ絵の中の世界に広がる中世ヨーロッパの世界・アートリア公国での冒険を楽しむドラえもんとのび太たち。そこで出会った新たな仲間・クレアたちから、アートリア公国に眠る不思議な青色を作り出す「幻の宝石(アートリアブルー)」の噂を耳にする。
「ダイヤモンド以上の価値がある!」と幻の宝石を見つけ出そうと奮起するドラえもんたち。しかし、アートリア公国に代々伝わる“古の伝説“が蘇り、絶体絶命の大ピンチに…!?何やら怪しい動きを見せる美術商人・パル(鈴鹿央士)の姿も…。ドラえもんたち、そしてアートリア公国の運命はどうなるのか!?世界を救おうと仲間たちと勇敢に立ち向かうドラえもんたちの時空を超えた大冒険を、あいみょんが奏でる優しい主題歌「スケッチ」がそっと重なり、心揺さぶる映像になっている。
■あいみょんのコメント(全文)
正直、まだ夢みたいです。
夢みたいとしか言えないです。
私がメジャーデビューする前から仲良しのわさびさんに直接サプライズで「主題歌を担当します」と報告して、抱き合い泣いた日の事は一生忘れません。
私の夢が、私達の夢がかなった瞬間でした。
「スケッチ」はドラえもんとのび太の何気ない生活を大切に歌いたい想いが強かったです。のび太くんの顔に残る眼鏡の跡さえも愛おしくて“絵になるよ”って、ドラえもんが温かい目で見ている様子が浮かんで、のび太の後悔や失敗、うれしいも楽しいも、いつも一緒に経験してきた2人の間にある確かな友情を描こうと思いました。そしてまた、のび太がまっすぐに揺れながらドラえもんとの日々を描いてる姿を想像しました。
私の夢を叶えてくれたドラえもんに、楽曲で最大の恩返しができますように。
私の未来を変えてくれたドラえもんが、また今作でたくさん夢をかなえてくれています!