大型犬と子どもが仲睦まじそうにしている姿は、見ているだけで心が和み、度々注目を集める。モフモフの大型犬・グレートピレニーズの上で横になる生後1ヵ月の赤ちゃんの姿が、「シン・もののけ姫?」などと、13万いいねを超える反響を呼んだ。その2年後、2歳になった女の子が、成長した姿で相変わらずモフモフのワンちゃんの上でくつろぐ姿が投稿され、こちらも大きな反響を呼んだ。大型犬と娘さんの様子を見守るお母さんに聞いたエピソードを、改めて振り返る。
【写真】「もふもふ最高でーす!」2年後もモフモフ沼から抜け出せない娘さん!“夢のベッド化”する大型犬
◆大型犬と生後1ヵ月の赤ちゃんの微笑ましい関係性 「自分の子どものように接している」
床に横たわって眠る大型犬のグレートピレニーズのシュシュちゃん。そして、まるでベッドかのようにそのシュシュちゃんの上で横になる生後1ヵ月の娘さん。そんな2人の可愛らしい写真に、「シン・もののけ姫?」「守り神のよう」「夢のベッド…」などとコメントが寄せられ、13万いいねを超える反響があった。
田舎に引っ越したら大きい犬と自然あふれる環境で暮らしたいと昔から思っていたお母さん。引っ越しをして少し経った頃、「ご縁があってシュシュのブリーダーさんと出会い、迎え入れることになりました」と家族となったシュシュちゃん。
娘さんと初めて出会った時、シュシュちゃんは少し戸惑っているように見えたが、「すぐに母性が出ているような振る舞いを見せ、娘はシュシュが近づいてきても泣いたりしなかったです」と振り返る。
普段から娘さんに対して「まるで自分の子どものように接している」というシュシュちゃんは、「泣いていると心配そうにしたり、排泄していないか確かめに来たりしています。それに対して娘は嫌がることもなく、むしろ泣いていたときにシュシュが近づくと泣き止むことが多いです」とお母さんは言う。
ただ、本人は遊んでいるつもりでも激しくなってしまうこともあるのが、大型犬ならではの大変さもあり、「小型犬とも、仲良くなれるように少しずつ近づいていくように気をつけています」と配慮が必要だ。
犬が興奮していたり本気を出したりした時は危険なので、「普段から興奮していても落ち着かせるようにしたり、『ダメ!』と言ったらいうことを聞くようにしたり、興奮している場合は無理矢理近づけないようにしています」と注意している。
生後1ヵ月の娘さんとシュシュちゃんの成長を見守る中、お母さんは「仲良く健康に、良い友達として育っていってくれたらと思います」と願っていた。
◆「犬たちは娘に従ってくれるようになりました」 2歳になった娘と大型犬たちの幸せな日々
前述の投稿から2年後。相変わらずシュシュちゃんの上に寝そべり、「もふもふ最高でーす!」と喜ぶ2歳になった娘さんの様子がXに投稿され、「最高の癒しタイム」「見てるだけで癒される」「こういう暮らし、ほんと素敵」「ハイジとヨーゼフのよう」などとコメントが寄せられ、再び反響を呼んだ。
ご家族は、大型犬のグレートピレニーズのシュシュちゃんとオールドイングリッシュシープドッグのむぅむぅちゃん、小型犬のトイプードルのビビちゃんと暮らしている。娘さんは、超大型犬と小型犬では愛でるときの力加減を変えているという。
「超大型犬に当たりが強いとは言いませんが、『ぎゅーって全身でダイブすると、小型犬には痛いかもしれない』と、2歳児なりにわかっているようです」
娘さんは末っ子であるので、最初は犬たちからも守られる存在だったが、今では少しずつ飼い主と認められ始めている。
「犬たちは娘に従ってくれるようになりました。ただ、危険を感じると(お母さんと同じ身長ある)、超大型犬は娘を守ろうとするので、守らなければならない存在だとは思っているようです」
現在は大型犬の子犬も一緒に暮らしているため、2歳になった娘さんには注意点などを伝えているという。
「まだ子犬で力加減がわからないことや『シュシュとは違うんだよ!』と教えています。子犬はまだ当たりも強いので、落ち着いているときにやさしく触れる、興奮しているときは近寄らないなど、娘には伝えています」
小型犬だけを飼っていたと時と比べると、超大型犬がいる生活は大変な面もある。だが、「その分、幸せが何倍にも増えました。一緒にいろいろなところに出かけ、いろいろな思い出を作れる今の環境に、感謝でいっぱいです」とお母さんは喜ぶ。