俳優の鈴木亮平と有村架純が兄妹役で共演する映画『花まんま』(4月25日公開)より、素直になれない兄妹の掛け合いを捉えた本編映像が解禁となった。同シーンについて語った、鈴木&有村のコメントも紹介する。
【動画】映画『花まんま』本編映像<素直になれない兄妹篇>
本作は、作家・朱川湊人の代表作で、ある兄妹の不思議な体験を描いた短編集『花まんま』(文春文庫)を、映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』、『そして、バトンは渡された』などの前田哲監督が映画化。
大阪の下町で兄妹二人暮らしの兄・俊樹(鈴木)は、早くに亡くなった父と交わした「どんなことがあっても妹を守る」という約束を胸に、妹のフミ子(有村)を守り続けてきた。妹の結婚が決まり、親代わりの兄としてはやっと肩の荷が下りるはずだったのだが、遠い昔に二人で封印したはずの、フミ子の“秘密”が蘇り…。兄妹、親と子、家族がそれぞれを強く思い合う姿を描いた胸に迫る作品。
解禁となったのは、行きつけのお好み焼き店「みよし」で兄・俊樹(鈴木)、妹・フミ子(有村)、そしてフミ子の婚約者・中沢太郎(鈴鹿央士)が結婚式の打ち合わせをするシーン。
まだ結婚を認めていないのか、スマホをいじりながらいい加減な態度で話を聞く俊樹に腹を立てたフミ子がおしぼりを投げつけ不満を露わにする。あまり協力的ではない俊樹にフミ子は話し続けるが、ついに俊樹は「もううるさい」と言って店を出ていってしまう。その間、終始気まずそうにしていた太郎は「お兄さん、まだ(結婚を)認めてくれてないのかな」と不安がる一方で、フミ子は「ちょっと兄貴ヅラしたいだけや」と落ち着いた様子で言い放つ。
さらに、俊樹の幼なじみで「みよし」の看板娘・駒子(ファーストサマーウイカ)も「大丈夫やって。トシちゃんと太郎さん、なんか似てるもん、一途なところとか」と太郎を励ましつつ、「なぁフミちゃん」と話を振ると、フミ子は一瞬まんざらでもなさそうな表情を浮かべ「どやろなぁ」と返す。まさに“喧嘩するほど仲が良い”という言葉がピッタリな兄妹の関係性が垣間見えるシーンとなっている。
鈴木は、今回解禁されたシーンについて「生まれ育った言葉だったので細かいニュアンスをしっかりと表現できたと思います。 特に、 みよしでおしぼりを投げられるシーンは『うわー関西の兄妹っぽいな』と思っていただけるお芝居が、有村さんとだからできたんじゃないかなと思います」と同郷の有村が相手だったからこそ、役柄の細部まで表現できたと語っている。
さらに、 兄妹の関係について 「僕もちょうどフミ子と俊樹と同じくらい年の差がある妹がいるんですが、兄としてどう振る舞うかと考えたとき、あまりベタベタしたくないなというのがあって。すごく愛情はあるけれど、毎日一緒にいる俊樹とフミ子だからこそ、例えば愛おしそうにフミ子を見つめるというのは違うなと」と自身と重ねながら役作りを行ったことを明かしている。
また、有村は自身の演じたフミ子について「根底には、両親を早くに亡くし、兄が自分を育ててくれた恩や尊敬する気持ちがあるので、なかなか素直に『大好きだよ』とは言えないけれど、どこかで愛情のある眼差しが向けられるような女性をイメージしました」と言葉では言い表せない繊細な感情を意識したと語っている。