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小栗旬&窪塚洋介、『GTO』以来26年ぶりに共演「初めて旬が誘ってくれたお仕事でご一緒できた」 あうんの呼吸で場を和ます

 俳優の小栗旬(42)、窪塚洋介(45)が10日、東京・桜新町の日本体育大学で映画『フロントライン』(6月13日公開)のキックオフイベント 日本体育大学救急医療学科 特別試写会にサプライズで登壇した。

【動画】小栗旬&窪塚洋介、『GTO』以来26年ぶりに共演「20年間ぐらい旬からオファーをいただいていて」

 イベントはモデルとなった阿南英明医師、近藤久禎医師、脚本も担当した増本淳プロデューサーが先に登壇。「事実がベースです。僕は見て4回泣きました」と阿南医師が語っていた。「DMATの方から『阿南先生と近藤先生がカッコよすぎ』と言われたんですけど、カッコよかったんです」と増本プロデューサーは力説。それでも阿南医師は「カッコいいと思いますけどね」と苦笑いを浮かべた。

 その後、サプライズで小栗と窪塚が呼び込まれた。小栗と窪塚は、ドラマ『GTO』以来26年ぶりの共演だった。窪塚は「20年間ぐらい旬からオファーをいただいていて、ことごとくご一緒できず。初めて旬が誘ってくれたお仕事でご一緒できたのが、この『フロントライン』という作品。完成した作品を見て、本当にこの作品に関わって心からよかったと感じました」としみじみと口にしていた。

 イベントでは質問コーナーも実施。とある生徒が緊張からか言葉が詰まってしまうハプニングが。小栗と窪塚は落ち着けるように声掛け。窪塚は「旬、じゃあ1曲歌って。短いやつを」とむちゃぶりし、小栗は「俺が?」とびっくりするなど場を和ませていた。

 2020年に入ってから世界的流行(パンデミック)を引き起こした新型コロナウイルス。世界規模で人類が経験した新型コロナウイルスを事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化した日本で初めての作品が本作となる。

 本作の舞台は、20年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。乗客乗員は世界56ヶ国の3711人。横浜入港後の健康診断と有症状者の検体採取により10人の感染者が確認されたことで、日本が初めて治療法不明の未知のウイルスに直面することとなった。

 当時、日本に大規模なウイルス対応を専門とする機関は存在せず、急きょ対応することになったのは災害医療を専門とする医療ボランティア的組織のDMAT(ディーマット)だった。DMATとは、災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team)を略した、医師、看護師、医療事務職で構成され、大規模災害や事故などの現場におおむね48時間以内から活動できる専門的な訓練を受けた医療チーム。地震や洪水などの災害対応のスペシャリストではあるが、未知のウイルスに対応できる経験や訓練はされていない医師や看護師たちだった。

 目の前の乗客の命を優先して行動するDMATの指揮官・結城英晴役(モデルは阿南医師)を小栗旬、船内に乗り込み現場を指揮する東日本大震災からの結城の戦友・仙道行義役(モデルは近藤医師)を窪塚洋介が演じる。