俳優の多部未華子が主演を務める、TBS系火曜ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』(毎週火曜 後10:00)の第3話が、15日に放送された。以下、ネタバレを含みます。
【写真】”夫”とじゃれ合う多部未華子
本作の主人公は、2歳の娘の育児と家事に奮闘する専業主婦の村上詩穂。働くママが主流となった昼間の街で中々自分と同じような主婦仲間を見つけられず、「あれ、今日もまた誰ともしゃべってない!?」とちょっぴり焦りを感じる日々。そんな中、立場は全く違えど、同じように“家事”にまつわる様々な問題を抱える人たちと出会い、交流していくことになる。「実はみんな同じように毎日の家事に泣いたり悩んだりしているんだ」とホッとしてクスッと笑える。“家事”という終わりなき仕事をテーマにした新たなお仕事ドラマだ。
第3話は、礼子(江口のりこ)の娘・星夏(吉玉帆花)がおたふく風邪にかかり、仕事を休めない礼子に頼まれ詩穂(多部未華子)が星夏を預かることに。苺(永井花奈)と星夏が仲良く遊ぶ姿にほっこりしながら楽しく1日を過ごす詩穂。しかしそれを聞いた中谷(ディーン・フジオカ)から「他人の娘を預かるのなら、きちんと対価をもらうべき」と忠告され、詩穂は思いもよらなかった言葉に驚く。
一方、礼子は会社に星夏の看病のために数日間の休みが欲しいと相談。いつも礼子の仕事を肩代わりしている今井(松本怜生)に嫌な顔をされるのではと気が気ではない礼子だったが、意外にも今井は礼子の仕事を引き継ぐことを快諾。数日後、無事に職場に復帰した礼子だったが、その矢先、今度は長男の篤正(寿昌磨)がおたふく風邪にかかってしまい…というストーリーだった。
子ども2人がおたふく風邪にかかり、出張中の夫や遠くの親は頼れず、病児保育にも預けられない。2週連続で仕事を休むことを避けたい礼子は、詩穂を頼る。一人目の星夏は一日だけだったが、二人目の篤正は一週間(仕事中のみ)預かってほしいと頭を下げ、対価として8万円を手渡した。
視聴者は「病気の子1週間はいくらなんでも非常識すぎる…」「お隣さんじゃなく、本業のベビーシッターさんを雇うべき」「8万円は逆にずるい。高額だと断りづらいし、次も頼まれると思っちゃう」と反応。一方で「これは個人でなく社会全体の問題だよ」「いろんなことの板挟みになって、冷静な判断ができなくなるの分かる」「4月の一斉入園のために無理やり仕事復帰しなきゃいけない今の社会の仕組みが悪い!」といった声もみられた。