新日本プロレスに所属する内藤哲也とBUSHIが、5月4日福岡大会をもって同団体を退団すると発表されたことを受けて、団体社長を務める棚橋弘至が16日、コメントを発表した。
【動画】直近では…広島カープ愛を語っていた内藤哲也
棚橋は公式サイトを通じ「今日は皆様を驚かせ、悲しませるニュースを届けてしまい、申し訳ありません」とファンに謝罪。「昨日、内藤選手と話をしました。新日本が大好きな内藤には最後までずっと新日本にいて欲しい、という思いは伝えましたが、彼の意志は固くて、変えられませんでした。本人の想いを尊重した形での退団となります」と退団の経緯を明かした。その上で「残りの期間、内藤選手とBUSHI選手への応援を是非お願いいたします」とつづった。
サイトでは同日、「このたび、内藤選手の今後の選手活動につきまして、選手本人と新日本プロレスは、話し合いを重ねて真摯に検討してまいりました。その結果、内藤選手と新日本プロレスは、5月4日(日)福岡大会の翌日以降、両者間の選手契約の継続や更新をしないことで合意しました」と発表された。
15日夜、内藤選手は自身のXで記事を引用しながら「私はフリーランスです。しかし...内藤は今年誰よりも新日本プロレスの試合に出場しています。なぜ?」とつづっていた。
内藤選手は1982年6月22日生まれ、東京都出身。00年9月より5年間、アニマル浜口ジムにて基礎を学ぶ。04年2月に開催された「高田道場サブミッションレスリング大会」にて最優勝選手賞を獲得した。05年11月3日、後楽園ホールにて行なわれた新日本プロレス公開入門テストに合格し、12月に入門。06年5月27日、草加市スポーツ健康都市記念体育館における宇和野貴史戦でデビュー。10月29日、同じヤングライオンの平澤光秀を下し、デビュー約5ヶ月で初勝利を飾った。
直近では、2024年1月4日、東京ドーム大会でSANADAのIWGP世界ヘビー級王座に挑戦し、同王座を初戴冠。同年12月、高橋ヒロムと師弟タッグを結成し『WORLD TAG LEAGUE 2024』を制覇。2025年1.4東京ドーム大会にて弟子である高橋ヒロムとの初シングルが実現し、勝利を収める。同年2.11大阪大会で高橋ヒロムとのタッグでマシュー・ジャクソン&ニコラス・ジャクソンからIWGPタッグ王座を奪取していた。