6月9日(日本時間)にアメリカ・ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催される世界最高峰の演劇・ミュージカルの祭典『第78回トニー賞授賞式』がWOWOWで独占生中継で放送・配信される。これに先駆け、スペシャル・サポーターを務める京本大我(SixTONES)が、初めてアメリカ・ニューヨーク、そしてブロードウェイを訪れる特別番組『京本大我 ハロー・トニー! in NY』が5月6日午後7時から放送・配信。番組ビジュアルとショートインタビューが到着した。
【写真】「京本大我 ハロー・トニー! in NY」も放送・配信
アメリカ最大の都市であり世界的な流行の発信地であるニューヨーク。特に、ミュージカルの本場・ブロードウェイは、『ニュージーズ』や『モーツァルト!』などミュージカル作品に果敢に挑戦し続け、舞台人としてのキャリアを着実に積み上げている京本にとって、まさに“憧れ”の街。そんな京本が初めてニューヨーク、そしてブロードウェイを訪れる貴重な瞬間に番組が完全密着する。
番組では、ニューヨークの中心地ともいえるタイムズスクエア、マンハッタンの南に位置しアートやカルチャーの発信地ともいわれるブルックリン、ブロードウェイの歴史に触れることのできる体験型ミュージアム「ブロードウェイ博物館」、そして、「第78回トニー賞授賞式」の会場となるラジオシティ・ミュージックホールなどを訪問。
さらに、トニー・ベネットによって設立されたパフォーマンスやアートを専門とする高校を訪れ、演劇を学ぶ学生たちと交流するなど、ミュージカルの舞台に立ち続ける京本の今後に大きな影響を与える旅となった。番組では、授賞式が近づき活気に溢れるブロードウェイの様子や、トニー賞の魅力を京本の目を通して伝える。
そして、今回の番組ビジュアルが解禁。ブロードウェイのネオン輝く劇場街を背景に、京本がこの地でなにを見て、なにを感じ届けたいと思ったのか。この旅路の一端を切り取ったビジュアルに注目だ。
このほか事前番組として、4月29日午後11時から『トニー賞への招待 2025』を放送・配信。ナビゲーターの井上芳雄、宮澤エマ、京本も出演し、授賞式に先駆けて現地ブロードウェイの魅力や熱気を届ける。5月24日午後3時45分からの『トニー賞がやってくる!』では、今年のノミネーション情報の速報に加え、注目作や有力作のポイントを伝える。
■京本大我 ショートインタビュー
――初めてのニューヨークはいかがでしたか?
すべてが刺激的でした。演劇を学ぶ学校を訪ねたり、劇場のバックステージツアーを始め、プライベートでは経験できない、番組だからこその様々なトライができて、すごく楽しかったです。
――イメージしていたニューヨークと比較していかがでしたか?
タイムズスクエアやブロードウェイには、エンターテインメントで溢れた華やかな印象があり、本当に劇場が多く、夢で溢れていると感じました。自分の想像していたニューヨークを超えていましたね。
――ブロードウェイで今回初めて観劇なさって、劇場の雰囲気やお客さんの反応などはどうでしたか?
お客さんの観劇スタイルがすごく自由だと思いました。驚いた時に声を出している人がいたり、歌唱シーンでは大歓声が起こったり、コンサートを見ている感覚に近かったです。僕自身、舞台もコンサートも出演者として経験しているので、その二つをミックスしたような印象でした。
――劇場の雰囲気はいかがですか?
それぞれの劇場が、しっかり作品とリンクしていました。たとえば、『アラジン』の劇場にはアラビアらしさがあり、『アウトサイダー』の劇場はアウトロー感があったり。客席に座った瞬間から、作品の世界に入り込める感じがして面白かったです。
――観劇された中で印象に残っている作品と、その理由を教えてください。
ブロードウェイで最初に見た作品が『アラジン』で、一生忘れられない作品になりました。ギミックや演出で衝撃を受けたのは『アウトサイダー』です。現代的で最先端。グッとくるものや心に刺さるものが多かったです。昨年「トニー賞授賞式」の番組に携わらせていただいた時から気になっていた作品なので、生で観ることが出来て、とても嬉しかったです。
――観劇以外に印象に残っていることはありますか?
パフォーマンスやアートを専門とする高校を見学しました。生徒さん達の輪に入らせていただき、一緒に歌ったり、日本文化の話で盛り上がったり。ブロードウェイを目指している若者も多くいて、そのエネルギーを感じ取れたことが印象に残っています。
――演劇の授業はどうでしたか。
僕はこの世界に入って20年近く経ちますが、いまさらあえて聞けないような照明の種類や衣装の意味などの細かいところまで、あの年齢で吸収できるのは貴重ですよね。1つのクラスで、舞台を作り上げる時間は宝物になるだろうし、嫉妬するほど魅力的な学園生活でした。
――舞台の本場・ニューヨークだからこそ、あのような学校がたくさん存在するそうですね。
ニューヨークという街にとって「舞台」がいかに身近で大きな存在なのかをブロードウェイの景色を見て感じました。だからこそ、舞台を志す人が自然に多くなるのでしょうね。
――今回の経験は、京本さんの今後に活かされそうでしょうか?
はい!秋にミュージカル『Once』の公演が控えていることもあり、役者として精神的な部分でたくさんの学びがありました。本場のプロ意識が感じられる完璧なステージを見て、身が引き締まる思いでしたし、作品への愛情が役者さんからあふれていて、やはりミュージカルへの愛をちゃんと持っていないと、最高のものをお届けできないと実感しました。
――「トニー賞授賞式」がいよいよ6月に開催されますが、楽しみにしていることはありますか?
今回は、実際にニューヨークで作品を観ることが出来たので、より深く授賞式を理解して楽しめそうです。ノミネーション発表が今から楽しみです!
――ミュージカルでの今後を教えてください。
僕の中で、20代は挑戦でした。アイドルという活動があった上でのミュージカルの舞台だったので…。ですが30歳になって、挑戦だけではダメだと感じています。技術だけでなく、観客に何かを感じてもらえる役者さんにならないといけない。そのためにも本場のブロードウェイで作品を観ることができた経験は大きいです。僕の舞台を観てくださった皆さんの人生にとって、意味のあるものになれたら…舞台に立つ上で、そんな気持ちは大事にしていきたいと思っています。
――『京本大我 ハロー・トニー! in NY』を見てくださる視聴者の方へメッセージをどうぞ。
ミュージカルはもちろん、ニューヨークという街、そして暮らしている方々の魅力をたくさんお届けできる番組です。ミュージカルに興味を持っている方も、ニューヨークに興味がある方も楽しめると思いますので、トニー賞授賞式に向けて、僕を通して、ニューヨーク、そしてブロードウェイを疑似体験いただけたらうれしいです。