大阪・関西万博の開幕（4月13日）オープニングを彩った『1万人の第九 EXPO2025』の動画が、MBS公式YouTubeで20日までに公開された。「奇跡」と称された約20分間の名演が、フルサイズで披露された。
【動画】「大阪パワー、スゴいっ！」 万博『1万人の第九』大合唱フルサイズ
万博会場の大屋根リングやウォータープラザに、オーケストラ、ソリスト、さらに6歳～93歳まで多彩な1万人の合唱団が集結。午前9時、開門と同時に、ウォータープラザ中央に立つ総監督・佐渡裕氏がタクトを振り下ろし、ベートーヴェン「第九」第4楽章が鳴り響いた。
それまで降り続いた雨が止み、雲の間からうっすらと光が差し、合唱団が着用した万博カラーのポンチョが映えると、奇跡的な光景に。大阪から世界に向けて「歓喜の歌」が大合唱され、「ブラボー！」の声とともに、花火が打ち上がった。
動画でも見ても圧巻の光景となり「指揮もみえなかった人も多いだろうに、これは凄い！」「さすが1万人の勢い凄いですね！鳥肌！」「バーチャル技術の進歩も素晴らしいけれど、やはりリアルには言葉にならない感動があります！」「これだけのことができるのは日本が誇れるところだと思う」「大阪パワー、スゴいっ！」と、多数の声。
合唱参加者からも「歌える事への感謝、世界の平和 色んな気持ちを心を込めて精一杯歌いました」「リハーサルからの1週間、関係者スタッフの皆さまの頑張りを思うと本当に頭が下がります」「事務局をはじめとする関係者のみなさま、第九で繋がった一万人のみなさま、本当にありがとうございました」「一生の思い出です。ありがとう」など、感謝の声が寄せられている。
■佐渡裕コメント
ホッとしました。万博しょっぱなですからね、9時開門と同時に音を鳴らす、責任重大。ある意味祝い事ですし、ここから半年万博に世界から大勢の方が集まるでしょうから、華々しく幕開けしたい。
そういうプレッシャーは非常に大きかった。 外で1万人でやるっていう信じられない規模で、ご覧になったと思いますが、僕から合唱団の端の方が何百メートルも離れてますからね。そして決してやさしい曲ではない。
勇気がいりましたけど、とってもうまくいったと思います。意義のあるオープニングができたと思います。