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【現地レポート】スター・ウォーズファンが爆買い 高額グッズも完売の大盛況

 全世界を熱狂させ続けるエンターテインメントの金字塔『スター・ウォーズ』。その世界最大級の公式ファンイベント「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」が、18日から20日にかけて、千葉・幕張メッセで開催。日本で開催されるのは、17年ぶり2度目。約125の国・地域から約10万5000人分のチケットは完売しており、連日盛り上がりを見せている。

【画像】ダース・ベイダーとグローグーの木目込み人形

 オフィシャルグッズ売り場には長蛇の列。入場するために午前5時には列ができていた(開場は午前9時)。会計にも並ぶ…その列が進まない理由は、購入量が“桁違い”だから。両手に抱えきれないほどの商品を買い込むファンも珍しくなく、30万円〜40万円を超える買い物をする人も珍しくない。

■「いくら使ったか、考えたくない(笑)」海外ファンの“爆買い”事情

 アメリカ・フロリダから来日したボバ・フェット推しの50代男性は、「家族や友人に頼まれた分もあるから、Tシャツはサイズ違いで大量購入。クレジットカードの請求は見ないようにしてる(笑)」と話した。友人と2人で日本は初訪問。すでにUSJ、東京ディズニーリゾート、プロ野球観戦を楽しみ、セレブレーションの3日間をフル参加した後、帰国予定。22日から仕事に復帰するという。

 別の家族連れはアリゾナから参加。今回でセレブレーションは5回目だといい、「2年に1度の楽しみだから、次のために毎回コツコツ貯金してるんだ。日本に来られて本当にうれしい。とても美しい国だよ」と満面の笑みで語ってくれた。

 フロリダから来日した夫婦は、「ウォーリーをさがせ」の赤白ストライプのヘルメットを自作して、「ウォーリロリアン」を名乗った。3週間の旅程で、セレブレーション後には京都・大阪・広島などを巡る予定だそう。今回のセレブレーションとあわせて日本観光を満喫するファンも少なくないようだ。

■日本発グッズも人気爆発!高額商品が次々完売

 ひな人形や五月人形で知られる人形メーカー・吉徳も、今回のセレブレーションに参加。初日から税込37万4000円のダース・ベイダー鎧飾りなどが次々と売れ、売り場は活況。秋に発売予定の新商品「ダース・ベイダー当世具足飾り」(税込33万円予定)も展示され、来場者の注目を集めていた。

 代表取締役社長の山田徳兵衛氏は、「17年前の2008年にも参加しましたが、当時の来場者は約1万6000人で、ほとんどが日本人でした。今回は規模がまったく違います。来場者の約6割が海外からと聞いており、そのインバウンドの購買力には本当に驚かされます」と話した。

 同社では、「スター・ウォーズ」公式ライセンス商品として、木目込み人形(ダース・ベイダー:税込4万4000円、グローグー:税込3万8000円)や飾り羽子板(税込9900円)、だるまぬいぐるみ(税込3960円)などを新たに開発。会場にて先行販売を行った。「どれも想像以上の売れ行きです。特に木目込み人形は、当日分がすぐに完売してしまいました」と山田社長もうれしい悲鳴。日本の伝統文化と『スター・ウォーズ』の世界観を融合させたアイテムが、世界中のファンに受け入れられていることを示す結果となった。

 山田社長は「『スター・ウォーズ』は1977年、私が小学生の頃に映画館で観た作品です。今では映画に加え、ドラマやアニメでもその世界観は広がり続け、ファンの世代も、国境も、どんどん広がっている。だからこそ、日本ならではの文化と融合した商品を、これからも積極的に展開していきたいと考えています」と、『スター・ウォーズ』のようなグローバルIPが持つ可能性への期待を語っていた。